不眠症
不眠は、いろいろな原因で起こりますが
とにかく眠れないのはつらいものです。
ここでは、他の病気を伴うもの・痛みなどが原因による不眠
ではなく、特に原因がないものや、自律神経の乱れなどにより
起こる不眠について取り上げます。
本来、自然なリズムが乱れてなければ、活発な時期には交感神経
リラックスする時期には副交感神経がコントロールしているのですが
自律神経が乱れてくると、このコントロールがうまくいきません。
習慣的に寝る直前までインターネットやゲームなどを
していると、精神的興奮が続き慢性的に眠れなくなってる場合も多いです。
まずこの習慣を改めましょう。それだけで治療が必要ない場合もあります。
それでもダメな場合は、鍼灸でこの悪循環を断ち切るよう
全身にアプローチし、精神的興奮を鎮静させる施術をします。
足のかかとの失眠(しつみん)というつぼへのお灸もよく効きます。
眠れないときに「眠れない、寝なきゃ」と思うと
ますます眠れないものです。
そういうときには
横になってじっと目をつぶっているだけでも
脳も体もかなり回復するというデータがあります。
焦りは禁物です。
また睡眠時間の長い短いについても、本人に満足感があるなら
それほど気にしないでもいいそうです。
とはいえ、眠れないことが健康に及ぼす影響は意外と大きいものです。
よい眠りがあれば、いろんな病気にもなりにくいと思います。
しかしながら、不眠への対応は
「あせらず、のんびり」まず気持ちをゆるめることが大切です。