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自律神経系の疾患

そもそも自律神経とは

自律神経とは「交感神経」「副交感神経」など、その名前の通り
自律的に働く神経です。

汗をかく、血圧をあげる、などを意識的にしている人はいないように
無意識に体のいろんな機能をコントロールしてくれています。

おおざっぱに言うと「交感神経」が体を活発にする神経
「副交感神経」がリラックスする方の神経です。


野生の動物でイメージするとわかりやすいのですが
生きるか死ぬかの状況で
〇敵から逃げるために速く走る(血圧をあげる)
〇自分を襲うものがいないか探すために瞳孔を開く
などが、交感神経。

〇お腹がすく(腸の動きが活発になる)
〇眠くなる
など、これをのんびりやってたらサバンナでは生き残れない!
というのがだいたい副交感神経です。

スイッチのオン・オフみたいなものです。
これを私たちの体は自動的・無意識にやっているのですが
過度なストレスなどにより調子が悪くなることがあります。

いわゆる「自律神経失調症」というものです。

不眠・手足の冷え・便秘などなど
自律神経の担っている部分が大きいからこそ、いろいろな所に
症状があらわれます。

不調がつづけば、調節機能に負担がかかり、ますます悪化するという
悪循環。人間は防衛本能として、自分の体の痛みをやわらげる物質を
脳がだしていますが、これの出や効きがわるくなったりもします。

治療をしてての実感では、自律神経の不調や、ストレスがかかわってない
疾患の方が少ないくらいだと思います。
腰痛や、肩こりでさえ、筋肉の問題とストレスや自律神経による不調が
あわさってる場合が多くみられます。

例えば、不眠にしても、本来リラックスモードにはいらないといけない時間に
スイッチの切り替えが上手くいかずに、眠れないということでも起こります。

意識して動かしてないだけに、不調も感じにくいとも言えます。
気づいたときにはひどくなっていることも多いです。

女性だから冷え性なんだろう、なんて放置せずに早めに自分の不調に
気づいてあげてほしいです。

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