風邪
上気道炎・かぜ症候群は、内科の疾患ですが
かぜをひきやすい、なかなか治らない、といった方が
治療にみえられることも多いです。
そもそもウイルス性の風邪であれば、インフルエンザでもないかぎり
有効な治療法はなく、熱を下げる、ノドや鼻の炎症をおさえる、などなど
症状を緩和する対処療法が主になってきます。
とにかく、ウイルスと体(免疫)が戦って勝つまで水分を摂って
あたたかくして寝ているくらいしかできることはありません。
鍼灸では、風邪(かぜ)ではなく、体調のバランスを崩す
要因のひとつとして風邪(ふうじゃ)をとらえています。
急に寒さにあたったりして、邪がはいり、陰陽などのバランスが
くずれて健康をそこなうというものです。
なかなか治らない、なんども繰り返し風邪をひくなどの場合は
かなり体の防御システムがよわくなっているか、何かの原因で
正常に働いてない場合があります。
鍼灸治療ではバランスを整え、自己免疫力を高める治療をしていきます。