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自律神経系 適応障害

適応障害

皇太子妃、雅子さまが診断されたとして
少しだけ有名になった疾患です。

ストレス因子により、日常生活や社会生活
職業・学業的機能において著しい障害がおき
一般的な社会生活ができなくなるストレス障害である。

とされています。

急性ストレス障害、また、PTSDと同様に外的ストレスが
原因となって起こるストレス障害の一つです。

急性ストレス障害やPTSDに見られるような、生死に関わる様な
強大なストレスに限らずとも、家族関係や仕事のトラブルなども
ストレス因子の一つになることがあります。

また、ストレスの量が自分自身の処理能力を
超えてしまったことによる心理的な機能不全なので
本人の治療と並行して、ストレスが何であるのか?
また、それをなくすことは可能か?が問題になります。

しかし、仮にそれが仕事であったとして
そう簡単にやめるわけにもいかないし、またやめて
しまってかえって不安が増す場合もあります。

症状は、不安、抑うつ、焦燥、過敏、混乱などの
情緒的な症状のほかにも
不眠、食欲不振、全身倦怠感、易疲労感、ストレス性胃炎
頭痛、吐き気などの身体的症状が自覚症状としてあらわれる
こともありますが、身体にあらわれた症状のみを訴える場合
それが検査では確認できないため、精神科・心療内科以外の
病院では見過ごされることが多くなります。

逆に、吐き気や頭痛などの症状があるにもかかわらず
病院で異常なしと言われた場合、適応障害であることがある。
とも言えます。

軽度のうつ病と区別がつきにくく、また、放置していると
うつ病になることがあったり、性格が真面目で忍耐強い人ほど
かかりやすいと言われます。

とにかく、症状はさまざまですし、診断もむつかしく
わかってもらいにくい病気です。

しかし、けっして気のせいや仮病ではありません。
まずは診断がつくこと。ストレスに対する対応をすること。

また、薬物療法も効果的ですので、鍼灸で治療をされてる
方では、平行して服薬を続けてらっしゃる方が多いです。

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