頭痛
鍼灸院では意外と多くみられる疾患です。
肩こり・目の疲れなどと連動してることが多いからでしょうか。
●まずは危険な頭痛
○朝方の吐き気を伴う頭痛
○眠れないほどの頭痛
また鎮痛剤も効かない、特に何もしてないのにずっと痛い
などの場合はとくに注意が必要です。
鍼灸の適応となるような
一般的な頭痛は大きく2タイプにわけられます。
●筋緊張性頭痛
●片頭痛
筋緊張性というとむつかしいですが要は肩こりなどからくる頭痛です。
頭・首・肩・背中の上のほうの筋肉はつながっていて例えば肩こりがひどく
肩の筋肉が収縮してかたまったら、頭の方の筋肉までひっぱられることになります。
そのため前頭部・後頭部などにしめつけられるような痛みが起こります。
肩こりなどが伴うのも特徴です。
また、一般的には朝は少し楽で、働いたり一日過ごした疲れのピークで
夕方にかけて痛みがひどくなる場合が多いです。
この場合、肩首の筋肉の血行が改善されるだけでもずいぶん違います。
もうひとつの片頭痛は「血管性頭痛」とも言われるように
血管がどくどくと脈打つような、独特の痛みが側頭部に起こるのが特徴。
また、前兆では目がチカチカするなどがあります。
この片頭痛に関しては最近、よく効くお薬ができましたので
(ちょっと高いのですが)鍼灸を受診される方もへってきているように思います。
どちらの頭痛にしても、治療に際してよく感じるのが
鎮痛剤を飲むタイミングを間違ってる方が多いことです。
薬は体によくない、できるだけ飲むのを我慢しようとして
ギリギリまで我慢されてる方が多いようです。
しかし、この飲み方だと、すでに耐えかねるほどの痛みになってる
場合が多く、この段階では薬は効きにくくなってしまいます。
もともとある自分の脳が出す、痛みをやわらげる物質の出も悪くなります。
積極的になんでもかんでも薬がいい。という訳ではありませんが
どうせのむなら効くほうがいいですからね。